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心理的瑕疵とは

不動産の瑕疵のうち、最も扱いが難しいとされるものです。

不動産の瑕疵は4種に分けられます。このページでは、そのうちの心理的瑕疵について、定義・該当するとされる事象・性質の3点をお示しします。


定義

心理的瑕疵とは、不動産自体に物理的な問題はないものの、住む人に心理的な抵抗を与える欠陥を指します。

不動産の瑕疵は、物理的瑕疵・法律的瑕疵・環境的瑕疵・心理的瑕疵の4種に分けられます。そのうち最も扱いが難しいとされるのが、心理的瑕疵です。


該当するとされる事象

次のような事象が挙げられます。

いわゆる「事故物件」も、心理的瑕疵の一種です。


性質

心理的瑕疵は、物理的・機能的な瑕疵ではないものの、物件の評価に影響します。また、何が心理的瑕疵に当たるかについての明確な基準は存在しません。

受け手の主観による部分が大きく、過去の事件や事故をまったく気にしない方もいるため、明確に定義することが難しいとされます。


具体的な原因

人の死に関するもの

物件内で自殺・他殺・事故死といった通常でない死が発生した場合が典型です。孤独死も含まれます。

発見が遅れた場合には、遺体痕(シミ)や異臭といった物理的な汚損を伴います。心理的瑕疵に加えて住環境上の支障が重なるため、資産価値への影響がより大きくなります。

周辺環境に関するもの

墓地・嫌悪施設・迷惑施設の近接、指定暴力団構成員等の近隣居住など、物件そのものではなく立地に起因するものがあります。

性質

物件自体に欠陥があるわけではないものの、心理的瑕疵があるとされ、一般的に敬遠される傾向にあります。


一般的に行われている対策

① 特殊清掃

最初の工程として位置づけられています。表面的な清掃ではなく、汚染物質や臭気の除去、害虫処理など、通常の清掃では対応できない工程を含みます。

専門的な技術と薬剤を用いて汚れや臭いを除去します。この工程を確実に行うことで、後続のリフォームの効果を最大限に引き出す、という順序で語られます。

② リフォーム・原状回復

壁紙や床材の張り替え、設備の交換が一般的です。腐敗が長期間進行していた場合は床材や下地まで汚損が及び、清掃だけでは改善しきれないため、床の張り替えや壁面の補修を併せて行います。

死が発生した場所だけでなく、隣接する部屋・廊下・水回りも対象に含めます。内装の色合いや照明にも配慮して、物件全体を明るい印象にすることが要点とされています。単に元通りにするのではなく「過去の事実を上回る魅力」を付加する、という考え方も示されています。

③ お祓い・供養

特殊清掃業者が、清掃・遺品整理と併せて手配する形が紹介されています。費用相場は3〜10万円程度とされ、死因やお祓いを行う範囲(間取り)によって変動するとされます。

心理的瑕疵が大きいほど、また範囲が広いほど高額になる、というのが一般的な説明です。

④ 専門買取業者への売却

訳あり物件・事故物件を専門に買い取る事業者が存在し、売却困難な物件の出口として機能しています。


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